このような症状がある方は、女性の薄毛かも?

女性の薄毛は、日常生活の乱れや、それに伴う不摂生により発症することもあります。まずは気になる抜け毛や薄毛の状況を、セルフチェックで調べてみましょう。5つ以上当てはまるものがあれば、薄毛の疑いありです。

女性の薄毛の原因

女性が薄毛になってしまう原因は、実はまだよくわかっていませんが、女性の薄毛にはさまざまな要因がからんでいることが多いと言われています。 過度のダイエットや重度の貧血などでも、髪が抜けることもありますし、甲状腺や卵巣など内分泌系の疾患があると髪に影響します。 また、ある種の薬を飲んでいると薄毛が起きることがあります。例えばピル(経口避妊薬)や精神疾患などに使われる向精神薬も薄毛を誘発することがあります。食生活、ストレスもヘアと無関係ではないでしょう。ですから、まず薄毛の原因がどこから来ているのかをできるだけ特定して、まずその治療を行うことが先決です。

[ 女性の薄毛の種類 ]

女性型脱毛症(FPHL)

FPHLとは、Female Pattern Hair Lossの略で、「女性型脱毛症」という意味です。FPHLは更年期以降に始まることが多く、徐々に進むというよりは女性ホルモンの減少する時期に半年ほどで急速に進み、その後はゆっくりと進行することが多いです。更年期以降に女性型脱毛が多いことから、女性ホルモンの減少や男性ホルモンが関わっていると考えられています。FPHLには、FAGA(女性男性型脱毛症)と休止期脱毛症の2つのパターンに分類できます。

円形脱毛症

円形脱毛症の原因はストレスをはじめ、自己免疫異常といって自分の身体を異質な物質から守る働きが毛根で起きてしまい、細胞を攻撃して円形脱毛が起こることもあります。 また小さな円形脱毛が複数できたり、いくつかの円形脱毛が繋がって大きな脱毛部になる場合もあります。

産後脱毛症

産後脱毛症は、分娩後脱毛症とも言われます。 出産まで女性は女性ホルモンが体内で上昇しますが、出産で急激に低下することで脱毛を起こす場合があります。この現象が産後脱毛症です。 産後脱毛症であれば、一定期間で自然に治ることもあります。

けん引性脱毛症

ポニーテールや三つ編みなどでいつも同じヘアスタイルにして強く髪を引っ張っていると、頭皮に強く負荷のかかる部位が脱毛していく場合があります。 けん引性脱毛症は、髪の毛が引っ張られることで頭皮の血行不良を起こし、栄養が届きにくくなることで起こる脱毛症です。 髪型を変えるだけで症状の進行を止められることはありますが、抜けてしまった脱毛部は治療の必要がある場合があります。

その他の原因

その他には、肝機能障害で髪を作り出すためのたんぱく質をつくる機能が低下すると、毛髪に影響することがあります。 また、水虫の原因となる白癬菌が頭部に付着することがあり、頭部白癬(しらくも)になると楕円形に脱毛することがあります。

女性にも起こる男性型脱毛症

女性にも男性ホルモンは存在し、抜け毛や薄毛の原因となります。しかし、女性ホルモンが活発に働いていれば問題ありません。加齢などで女性ホルモンが減ることにより発症しやすくなってしまいます。女性に起こるAGAを「FAGA」と呼びます。これは「女性男性型脱毛症」のことで男性のAGAと区別してそう読んでいます。
男性ホルモンであるテストステロンが脱毛に影響するのとは逆に、女性ホルモンのエストロゲンは、髪を育てる働きがあります。女性はエストロゲンの分泌が活発な時は、テストステロンの濃度が男性に比べて20分の1と非常に少ないため、毛髪への影響も少ないのです。またエストロゲンはヘアサイクルが長くなる働きをするので、薄毛や抜け毛が起こったとしても、その進行は非常に緩やかです。

健康なヘアサイクル

髪の1本1本にはヘアサイクルという「髪が生えて育ち、抜け落ちて、また下から生える」の生え変わりがあります。しかし、脱毛症になると毛母細胞の活性が徐々に弱くなります。そのため、成長期は短く、休止期は長くなり、そのうちそのまま発毛しなくなってしまいます。

[ FAGAとAGAの症状の違い ]

FAGAはAGAと違い、全体的に髪が薄くなることが多くなります。AGAとFAGAでは、毛がぬける部分が異なります。男性の場合は頭頂部や髪の生え際などが局所的に薄くなるのが特徴で、これに対しFAGAは全体的に頭髪が細くくなり薄くなっていきます。FAGAは、ルードウィッグ型、クリスマスツリー型、ハミルトン型と3つのパターンに分類されています。また、AGAは進行性になりますので放っておくと髪が抜けて減り続けていきますが、FAGAは違います。女性ホルモンは減少はするものの一定の量は分泌されるからです。

FAGAの分類

FAGAを引き起こす原因

FAGAを起こす原因は、主に女性ホルモンの低下ですが、それ以外にもいくつかの原因があります。女性ホルモンが低下する原因と、そのほかの原因についてご説明します。

[ FAGAの原因(1)更年期 ]

女性ホルモンが最も低下するのは、閉経前後(40代後半から50代前半くらい)の約10年間に訪れる更年期です。初潮を迎える前から増え始め、20代から40代の前半までをピークとした女性ホルモンの分泌量は、この頃から閉経に向かって急激に低下します。それに伴い心身には様々な症状が現れることがあり(更年期障害)、その1つにFAGAによる脱毛があります。 この時、髪に大きく影響する女性ホルモンは「エストロゲン」です。エストロゲンは、髪の成長期を維持する働きがありますが、更年期前後の減少時にFAGAを発症することがあります。

女性ホルモン
(エストロゲン)の分泌量

[ FAGAの原因(2)
乱れた生活習慣とストレス ]

過度のストレスは自律神経と、内分泌系(ホルモンの分泌)のバランスを乱します。ストレスや生活習慣の乱れは、成長ホルモンの分泌や自律神経の乱れ、血行不良、新陳代謝の低下などの原因になり、体の健康を損なうだけでなく、FAGAを引き起こして脱毛する原因にもなります。

再生医療で薄毛を改善

再生医療では、かつての治療では得られなかった髪全体の若返り、つまり根本からの改善が期待できます。ご自身の細胞を用いますので拒絶反応もなく安全な治療であり、薄毛の改善も報告されています。 「PRP」や「脂肪由来幹細胞」による再生医療を行うと、毛のもとになる細胞の死を防いで細胞寿命を長くしたり、毛根幹細胞の分化の促進や毛周期の成長期を延長したりできます。

髪の老化と
若返りのメカニズム

[ 再生医療のメリットとデメリット ]

メリット
  • 自己の細胞を利用するので、安全性が高い。
  • 効果が持続する。
  • ダウンタイム(治療後から社会復帰までに必要とする時間)がない。
    すぐに通常の生活を行うことが出来る。
  • デメリット
  • 治療には厚生労働省の認可が必要なため、治療ができる施設が限られる。
  • 再生医療を行うには治療申請手続きと院内設備が必要だが、準備に相当なコストと時間がかかるために、複数の治療メニューを取り扱っている施設が少ない。
  • PRP療法の
    メリットとデメリット

    メリット
  • 当日に治療が行える
  • 副作用や感染の心配が少ない
  • デメリット 認可が必要なため治療を受けられる施設が限られている

    脂肪由来幹細胞治療の
    メリットとデメリット

    メリット
  • 副作用や感染の心配が少ない
  • 幹細胞自ら損傷した部位を探し出して、修復・再生を行うホーミング効果が得られる
  • デメリット 細胞培養の期間に3~4週間を要する
    治療方法 メリット デメリット
    PRP療法
  • 当日に治療が行える
  • 副作用や感染の心配が少ない
  • 認可が必要なため治療を受けられる施設が限られている
    脂肪由来幹細胞治療
  • 副作用や感染の心配が少ない
  • 幹細胞自ら損傷した部位を探し出して、修復・再生を行うホーミング効果が得られる
  • 細胞培養の期間に3~4週間を要する

    再生医療の実績

    髪の再生医療は、自分の細胞の力を用いることで、髪本来の力を発揮し、男女問わず薄毛・抜け毛などのお悩みの症状を改善する治療法です。実際に実感できる治療効果として以下があげられます。

    再生医療の症例(PRP療法)

    [ 他の薄毛治療と髪の再生医療の比較 ]

    他の薄毛治療と髪の再生医療の比較

    髪の再生医療 効果 高い効果 副作用 非常に少ない 治療内容 「元々体の機能として備わっている発毛力」を引き出す治療法です。
    外用薬 内服 効果 個人差がある 副作用 可能性あり 治療内容 治療薬としてミノキシジルが処方されます。
    メソセラピー 効果 効果あり 副作用 可能性あり 治療内容 育毛や発毛に必要な栄養・薬剤を頭皮の内部へ直接投与する治療法です。
    自毛植毛 効果 効果あり 副作用 可能性あり 治療内容 毛組織を脱毛箇所へ移植する治療法です。
    HARG療法 効果 効果あり 副作用 可能性あり 治療内容 注入する成長因子は他人由来のものなので、自身の成長因子より効果・安全性で劣ります。
    治療方法 効果 副作用 治療内容
    髪の再生医療 高い効果 非常に少ない 「元々体の機能として備わっている発毛力」を引き出す治療法です。
    外用薬 内服 個人差がある 可能性あり 治療薬としてミノキシジルやスピロノラクトンなどが処方されます。
    メソセラピー 効果あり 可能性あり 育毛や発毛に必要な栄養・薬剤を頭皮の内部へ直接投与する治療法です。
    自毛植毛 効果あり 可能性あり 毛組織を脱毛箇所へ移植する治療法です。
    HARG療法 効果あり 可能性あり 注入する成長因子は他人由来なので、自身の成長因子より効果・安全性で劣ります。

    当院が提供している再生医療

    当院では「PRP療法」「脂肪由来幹細胞治療」を受けることが可能です。当院は正式なプロセスを踏み、厚生労働省に第二種および第三種再生医療等提供計画を提出し、再生医療に必要な治療計画番号を取得した医療施設です。数多くの再生医療メニューを取り扱っており、治療メニューは第二・三種を合わせて7種類にものぼります。さらに投与方法は、最先端機器を多数揃えているため、治療との掛け合わせで多くの選択肢が生まれ、患者様に最適な再生医療を受けていただくことが可能です。

    治療の流れ

    初めて来院される患者様の不安と緊張を出来る限り取り除けるよう、スタッフ一同、常に清潔で明るい雰囲気のクリニック作りを心掛けております。

    01. 専門医によるカウンセリング

    経験豊富な各分野の学会専門医がカウンセリングを行います。患者様が納得のいくまでカウンセリングを行い、施術する内容を決めます。


    02. マイクロスコープ等を用いた画像診断

    マイクロスコープ等で毛穴や頭皮の状態を実際に確認し、細かくチェックします。頭皮の毛量や、汚れ、油分や肌質を観察しどのような治療が適しているのかを判断します。


    03. 担当医師による施術

    清潔に保たれた処置室にて、担当医師により治療が始まります。


    04. アフターケア

    術後の経過観察もしっかりと行ってまいります。担当医師の指示に従って、術後診察を受診して下さい。その際も、お一人おひとりの状態に最適なアフターケアをさせて頂きます。


    よくある質問

    Q1. 男女関係なく効果はありますか?また遺伝性の脱毛にも効果がみられるのでしょうか?

    男性のAGAにも、女性の薄毛にも効果が認められます。また、遺伝性の脱毛にも効果があります。ただし、毛根細胞が全く無くなってしまう前に治療を行うことが望ましいので、気になる症状がある場合はお早めにご相談下さい。

    Q2. 治療を受けられない人はいますか?

    妊娠中の方、全身状態のすぐれない方、免疫疾患、癌治療中の方は控えてください。また、喫煙されている方は効果がでにくいとの報告があります。その他、治療によって治療条件が異なりますので詳しくはご相談下さい。

    Q3. 効果はいつぐらいから現れますか?

    再生医療の治療でも治療法によって異なり(PRPや脂肪幹細胞療法など)、人により個人差もあるのですが、大体2~3ヶ月ほどで効果がみられます。また、最初の2~3週間は新しいヘアサイクルに生まれ変わる過程で、一時的に初期脱毛とよばれる脱毛の増加がみられる可能性があります。ヘアサイクルが通常に戻ると新しい毛髪が生えてきますのでご安心ください。

    Q4. 通院はどの程度必要ですか?

    当院では1ヶ月に1回の投与を3ヶ月間受けていただくことをオススメしております。その後は隔月に1度の注射投与を必要に応じて行います。

    Q5. 白髪は治りますか?

    白髪が治るとは言えません。ですが、治療を受けられた方が、白髪の減少を自覚されることはあります。可能性としては、1.再生医療によって黒い髪を生成する機能が部分的に回復した。2.再生医療によって黒い髪を生成する毛根細胞が活性化し、黒い髪が増えることによって、相対的に白髪が減ったような気がする、といったことが考えられますが、理由は定かではありません。