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コラム サブシジョンとは?ニキビ跡・クレーターが治らない本当の理由

2026年6月26日
目次

ニキビ跡が治らないのは、表面ではなく”皮膚の奥”に原因がある場合があります

「ダーマペンやレーザーを試したけれど、クレーターだけはなかなか改善しない」
「色は薄くなったのに、凹みだけが残っている」
——こうした悩みを持つ方は少なくありません。

結論から言うと、その理由は「クレーター状のニキビ跡は、表面の治療だけでは改善しにくい構造を持っている」ためです。ニキビ跡の凹みは、皮膚の奥にある線維組織が皮膚を下方向に引っ張っていることで生じている場合があります。
この線維組織にアプローチする治療が、サブシジョンです。

今回は、サブシジョンとは何か、なぜクレーターが従来の治療だけでは改善しにくいのか、そして治療の流れまでCZEN CLINICが解説します。

ニキビ跡のクレーターが治らない本当の理由

ニキビ跡のクレーターは、すべてが同じ仕組みでできているわけではありません。
代表的なタイプの一つが「ローリング型」と呼ばれるクレーターで、慢性的な炎症によって真皮と皮下の筋膜が癒着し、その線維組織が皮膚を内側・下方向に引っ張ることで、なだらかな凹みが生まれます。

ダーマペンやレーザー、ピーリングなどの治療は、主に皮膚の表面から垂直方向にアプローチする治療です。これらはコラーゲンの生成を促し、肌質や浅いニキビ跡の改善には効果的ですが、皮膚の奥で皮膚を引っ張っている線維組織そのものを切り離すことは難しいとされています。

つまり、「ダーマペンやレーザーを繰り返しても、クレーターだけが治らない」という現象は、治療が効いていないわけではなく、そもそもアプローチできる層が違うために起こっている可能性があるのです。

サブシジョンとはどのような治療か

サブシジョンは、特殊な針を皮膚の下に挿入し、横方向に動かしながら、クレーターの原因となっている癒着した線維組織を物理的に切り離す治療です。

針を皮膚に対して水平に近い角度で刺入し、皮下で針を動かすことで、皮膚を下に引っ張っている線維の束を断ち切ります。垂直方向からアプローチする治療では難しいこの「線維を横から切る」という動きこそが、サブシジョンの核心です。

線維組織が切り離されると、皮膚を下方向に引っ張る力がなくなり、凹みが持ち上がりやすくなります。また、針を刺すことそのものが新たな創傷治癒反応を引き起こし、コラーゲンの生成やターンオーバーが促進されることで、肌の再生がさらに後押しされます。

▼CZEN式サブシジョンの場合

どのようなクレーターに向いているか

サブシジョンは、すべてのクレーターに同じように効果が出るわけではありません。

クレーター状のニキビ跡は、開口部が広くなだらかな凹みの「ローリング型」、角張った縁を持つ「ボックス型」、深く狭い穴状の「アイスピック型」など、複数のタイプに分類されます。


サブシジョンが最も効果を発揮しやすいのは、線維による癒着が関係しているローリング型です。比較的深いボックス型にも適応できる場合がありますが、アイスピック型のような狭く深い凹みには、別のアプローチが必要になることもあります。

そのため、サブシジョンを検討する際は、自分のクレーターがどのタイプに当たるのかを医師に確認してもらうことが、適切な治療選択の第一歩になります。

施術の流れとダウンタイム

サブシジョンは局所麻酔を行ったうえで施術するため、治療中に強い痛みを感じることは少なく、麻酔注射時のチクッとした刺激程度で済むことがほとんどです。

施術後は、むくみや内出血が生じることがあります。
内出血は線維組織を切断する際に避けられないことがありますが、出た場合でも1〜2週間程度で吸収されていきます。
施術当日はシャワー浴のみ、メイクは24時間後から、洗顔は施術後数時間後から可能になることが一般的です。広範囲に施術を行った場合は、ダウンタイムがやや長くなる傾向があります。

サブシジョン単独でも凹みの改善は期待できますが、切り離した部分にヒアルロン酸を注入し、凹みを底上げする組み合わせ治療を行うこともあります。この場合、ヒアルロン酸が吸収される半年〜1年程度の間に新しい組織が作られることで、改善した状態が安定しやすくなるとされています。

何回施術を受ければいいのか

サブシジョンは1回の施術でも変化を感じる方がいますが、線維組織の量や癒着の強さによって、1回では改善が不十分な場合もあります。

一般的には、1ヶ月程度の間隔で3〜6回ほど施術を受けることで、より高い改善効果が期待できるとされています。費用は施術範囲や回数、組み合わせる治療によって異なりますが、1回あたり数万円〜、複数回のコースで設定されているケースが多くみられます。

クレーターの深さや範囲、肌質によって必要な回数は個人差があるため、まずは現在の状態を診察したうえで、どの程度の治療計画が必要かを相談することが大切です。

CZEN CLINICで大切にしていること

CZEN CLINICでは、サブシジョンを単に「針で線維を切る治療」として捉えるのではなく、お一人おひとりのクレーターのタイプや深さ、肌質を評価したうえで、本当にサブシジョンが適しているのかを含めて考えることを大切にしています。

ダーマペンやレーザーで改善が感じられなかった場合でも、それは治療が無効だったということではなく、アプローチする層が合っていなかった可能性があります。
状態によっては、サブシジョン単独ではなく、ヒアルロン酸注入や他の治療と組み合わせることで、より安定した改善につながる場合もあります。

気になることや迷われていることがあれば、カウンセリングでお気軽にご相談ください。

よくある質問(Q&A)

Q1. サブシジョンはどのくらい痛いですか?

A. 施術前に局所麻酔を行うため、治療中に強い痛みを感じることは少なく、麻酔注射時のチクッとした刺激程度で済むことがほとんどです。

Q2. ダウンタイムはどのくらいですか?

A. むくみや内出血が出ることがありますが、1〜2週間程度で落ち着くことが一般的です。広範囲に施術を行った場合は、ダウンタイムがやや長くなる傾向があります。メイクは24時間後から可能です。

Q3. 何回受ければ効果を実感できますか?

A. 1回でも変化を感じる方がいますが、より高い効果を求める場合は1ヶ月程度の間隔で3〜6回ほどの施術が目安とされています。クレーターの深さや範囲によって個人差があります。

Q4. すべてのニキビ跡に効果がありますか?

A. すべてのクレーターに同じように効果が出るわけではありません。線維による癒着が関係している「ローリング型」のクレーターに特に向いており、タイプによっては別の治療の方が適している場合もあります。

Q5. ヒアルロン酸との組み合わせは必要ですか?

A. 必須ではありませんが、切り離した部分にヒアルロン酸を注入することで、凹みの持ち上がりを促し、再癒着を防ぐ効果が期待できます。特に凹みが深くまで及んでいる場合に検討されることがあります。

まとめ|クレーターが治らないのは、アプローチする層が違うからかもしれません

ニキビ跡のクレーターが従来の治療で改善しにくいのは、皮膚の奥にある線維組織が凹みの原因になっている場合があるためです。サブシジョンは、この線維組織を横方向から物理的に切り離すことで、表面からのアプローチでは届きにくかった部分に働きかける治療です。

すべてのクレーターに同じように効果が出るわけではないため、自分のクレーターのタイプを見極めたうえで、必要に応じて他の治療と組み合わせながら治療計画を考えることが大切です。

CZEN CLINICでは、お一人おひとりの肌状態を評価しながら、サブシジョンが本当に適しているかどうかも含めてご提案しています。気になることがあれば、カウンセリングでお気軽にご相談ください。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。効果・ダウンタイムには個人差があります。施術は医師の診察のうえ、適応・リスク・費用をご確認ください。


監修:橋本 昭彦(はしもと あきひこ)

2013年鹿児島大学医学部卒業。医学博士。大手美容外科、都内皮膚科・美容皮膚科・美容内科での勤務を経て、2025年CZEN CLINICグループ入職。日本美容外科学会(JSAS)所属。研究者視点を活かし、統計やメカニズムに基づいた長期的な治療提案を行う。


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