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コラム 夏、袖や襟元から見える肌が気になったら|露出シーズンのボディケア

2026年8月28日
目次

二の腕・背中・デコルテ、実はブツブツの原因はそれぞれ違います

「二の腕のブツブツ」「背中のニキビ」「デコルテのざらつき」
——夏になると気になるこれらの肌悩みは、見た目が似ているため同じもののように扱われがちですが、実は部位によって原因が異なります。
今回は、3つの部位それぞれの原因の違いと、今の季節にできること・秋冬まで待った方がいいことを整理します。



■なぜ「今すぐ治したい」のに、施術のベストタイミングは秋冬なのか

先に、多くの方が戸惑うポイントからお伝えします。レーザーやピーリングといった、肌の生まれ変わりを促すタイプの施術は、紫外線量が多い夏に行うと、炎症後の色素沈着を起こすリスクが高まります。
そのため、こうした施術は紫外線が落ち着く秋以降に始める方が、安全かつ効果的です。

「今気になっているのに、秋まで待つのか」と感じるかもしれませんが、これは施術を先延ばしにするための言い訳ではなく、色素沈着という新たな悩みを増やさないための、医学的に理にかなった順番です。
今の時期にできることと、秋冬に本格的なケアを始める準備を、並行して進めるという考え方がおすすめです。



■3部位、見た目は似ていても原因が違います

二の腕のブツブツ
毛穴の周りに古い角質が厚く蓄積する「毛孔性苔癬」という体質的な皮膚の状態であることが多く、ニキビとは異なるメカニズムです。思春期頃から始まり、20代後半以降に自然に軽快する方もいますが、大人になっても続く方もいます。

背中のニキビ
背中は皮脂腺が多く分布し、汗や摩擦の影響も受けやすい部位です。顔のニキビと同様、皮脂の過剰分泌や毛穴の詰まりが主な原因ですが、衣類との摩擦や汗の蒸れが悪化要因として加わりやすい点が特徴です。

デコルテのざらつき・ブツブツ
デコルテも皮脂腺が多い部位ですが、紫外線ダメージを受けやすく、日焼け止めの塗り忘れが起こりやすい部位でもあります。毛穴の詰まりに加えて、紫外線による炎症後の色素沈着が重なりやすいのが特徴です。

■部位別、原因の見分け方

整理すると、以下のようになります。



■今の季節にできること

炎症を悪化させない生活習慣
汗をかいたらこまめに拭き取り、摩擦の少ない天然素材の衣類を選ぶことが基本です。熱すぎるお湯での洗浄は、角質層の水分を奪い、ブツブツを悪化させることがあるため避けましょう。

低刺激な保湿ケア
夏は汗で「潤っている」と錯覚しやすいですが、実際には保湿ケアが不足しがちな季節です。入浴後の保湿を丁寧に行うことで、秋冬の本格的なケアへの土台を整えられます。

紫外線対策の徹底
デコルテは特に日焼け止めの塗り忘れが多い部位です。露出する部位には、こまめな塗り直しを心がけてください。


■秋冬に検討できる施術

紫外線が落ち着く時期には、以下のような施術が選択肢になります。

ハリ・引き締めが気になる場合
サーマクールは、顔だけでなく体にも対応する高周波治療で、二の腕や背中など、露出する部位のハリ不足や皮膚のたるみに働きかけます。

ブツブツ・ニキビ跡が気になる場合
サリチル酸を使ったピーリングや、背中専用のケアプログラムで、毛穴の詰まりや古い角質にアプローチします。凹凸が深く定着している場合は、CZEN式サブシジョンのような、線維組織そのものに働きかける施術が候補になることもあります。

いずれの施術も、肌の状態や悩みの程度によって適した組み合わせが異なるため、診察のうえでご提案します。



■よくあるご質問

Q. 夏の間は何もしない方がいいですか。
A. 施術は控えめにする時期ですが、保湿や紫外線対策といった土台作りは、むしろこの時期にこそ重要です。秋冬の施術効果を高めるためにも、夏のケアを継続することをおすすめします。

Q. 二の腕のブツブツは自然に治りますか。
A. 体質による要因が大きく、20代後半以降に自然に軽快する方もいますが、40代以降も続く方もいます。市販の保湿・角質ケアで改善が見られない場合は、診察での相談をおすすめします。

Q. 背中とデコルテ、同じケアでいいですか。
A. 基本的な保湿・紫外線対策は共通していますが、デコルテは特に紫外線ダメージを受けやすいため、より丁寧な日焼け止めケアが必要です。原因の比重が部位によって異なるため、気になる場合は個別にご相談ください。

Q. 今年の夏のうちに間に合わせたい場合、何かできることはありますか。
A. 炎症を悪化させないための生活習慣の見直しや、低刺激な保湿ケアは今からでも始められます。本格的な施術については、来年の夏に向けて秋冬から準備を始めることをおすすめします。

監修:橋本 昭彦(はしもと あきひこ)
2013年鹿児島大学医学部卒業。医学博士。
大手美容外科、都内皮膚科・美容皮膚科・美容内科での勤務を経て、2025年CZEN CLINICグループ入職。
日本美容外科学会(JSAS)所属。研究者視点を活かし、統計やメカニズムに基づいた長期的な治療提案を行う。



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