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化粧下地やコンシーラーを重ねても、光の角度が変わった瞬間に影として浮き上がってしまう。
それがクレーターの厄介なところです。
「ファンデーションを厚塗りしても、夕方には陰影が浮き出てくる」「写真に撮られると、光の当たり方でクレーターが目立ってしまう」「メイクでのカバーに毎朝時間がかかることに疲れた」
——これは、単なる色ムラやニキビ跡の色素沈着とは異なる悩みです。
メイクで隠せないのは、そこに「陥凹」という立体的な凹凸があるからです。
この記事では、なぜメイクで隠しきれないクレーターに対して、CZEN式サブシジョンという選択肢が選ばれているのか、他院のサブシジョンとの違いも含めて解説します。
■メイクで隠せない理由は、「色」ではなく「凹凸」にある
メイクアップは、肌の色ムラや赤み・色素沈着といった「平面的な色の違い」をカバーすることを得意としています。
しかし、クレーターは肌表面に生じた立体的な陥凹です。
凹んだ部分には必ず「影」が生じ、この影は光の角度によって濃さや位置が変化します。
朝の室内照明では目立たなくても、屋外の斜光や写真のフラッシュでは影が強調される、という経験をされた方も多いのではないでしょうか。
どれだけ丁寧にメイクを重ねても、凹凸そのものが平らにならない限り、光が当たった瞬間に影として浮かび上がってしまいます。
これが、色素沈着やニキビ跡の赤みとクレーターが決定的に異なる点です。
■クレーターの正体は、肌の奥で固まった「線維のタバ」
クレーターの多くは、重度の炎症性ニキビが真皮層まで及び、コラーゲンなどの組織が破壊された状態で修復が行われることで生じます。
この際、皮膚の奥では線維性の癒着(線維のタバ)と呼ばれる瘢痕組織ができ、これが錨(いかり)のように皮膚を下に引き込むことで、表面に凹みとして現れます。
特に、輪郭が緩やかで波打つように見える「ローリング型」のクレーターは、この癒着が主な原因になっているケースが多いとされています。
皮膚の表面だけを見ていても、この皮下の癒着には気づきにくく、「なぜ保湿や美容液では変化しないのか」の答えがここにあります。
■CZEN式サブシジョン、3つのステップ
CZEN式サブシジョンは、単に癒着を切るだけの治療ではありません。
「切離」「固定」「再生」という3つのステップを組み合わせることで、凹みの改善と再発防止、肌質そのものの底上げまでを一連の設計として行っています。
STEP1【切断】固まった癒着をリセット
クレーターの正体である線維のタバに専用の針を入れ、丁寧にカットしていきます。
これにより、錨のように引き込まれていた皮膚が、持ち上がりやすい状態になります。
STEP2【固定】ヒアルロン酸で再癒着をガード
癒着を切離したまま放置すると、傷が治る過程で再び癒着してしまうことがあります。
CZEN式サブシジョンでは、この段階でヒアルロン酸(ニューラミス)を注入し、再癒着を防ぎながら、物理的に肌を内側から押し上げます。
STEP3【再生】幹細胞培養上清液で肌の自力を強化
形を整えるだけでなく、肌そのものの再生力を引き出すことを目的に、幹細胞培養上清液「MetamoR」を医師が手打ちで注入します。
成長因子やサイトカインがコラーゲンの生成を強力にサポートし、サブシジョンによって生まれた「再生のきっかけ」を最大化。
なめらかな肌への修復を早めます。
物理的な凹みの改善と、皮膚再生を促すアプローチを組み合わせることで、単一の治療だけでは得られにくい相乗効果を狙う設計です。
■他院のサブシジョンとの違い
サブシジョン自体は、多くのクリニックで扱われている治療です。
一般的には、医療用針で固い線維を剥離した後、凹みの後戻りを防ぐ目的でヒアルロン酸を注入する、という2ステップで完結することがほとんどです。
CZEN式サブシジョンでは、このヒアルロン酸による再癒着防止(STEP2)に加えて、幹細胞培養上清液「MetamoR」による再生アプローチ(STEP3)を組み合わせている点が特徴です。
幹細胞培養上清液とは、幹細胞を培養した際に生じる上澄み液のことで、細胞を活性化させる数百種類もの成長因子(グロースファクター)が凝縮されています。
これをサブシジョンで作った「再生のきっかけ」に重ねることで、
・コラーゲン生産の促進による凹みの底上げ
・ダウンタイムの軽減
という2つの利点につながると考えられています。
「癒着を切って終わり」ではなく、その後の修復プロセスまで設計に組み込んでいる点が、CZEN式サブシジョンの独自性です。
■他の治療で変化を感じられなかった方に、特に知っていただきたいこと
「ダーマペンを繰り返し受けても変わらなかった」「ピーリングを続けているけれど改善を感じない」というお声を多くいただきます。
表皮に近い層への刺激を目的とした治療は、肌のキメや浅い凹凸には効果を発揮しますが、皮膚の奥にある癒着そのものを解消するものではありません。
「これまで何をやっても変わらなかった」という感覚がある場合、そのクレーターには癒着が関与している可能性を一度疑ってみる価値があります。
■ダウンタイムの目安


| 経過時期 | 状態 |
| 施術当日〜数日 | 内出血・腫れが生じることがある。 範囲や肌質により程度は異なる |
| 1〜2週間 | 腫れが落ち着き、内出血も徐々に薄くなっていく |
| 数週間〜数ヶ月 | 切離・注入した部分で組織の修復が進み、 陥凹が徐々に目立ちにくくなっていく |
大切なご予定がある場合は、内出血や腫れが落ち着くまでの期間を見込んで、余裕を持ったスケジュールで検討することをおすすめします。
■よくあるご質問
Q. CZEN式サブシジョンと通常のサブシジョンは何が違いますか。
A. 癒着を剥離するサブシジョンに、再癒着防止にヒアルロン酸を注入することは比較的多くのクリニックで行われておりますが、CZEN式サブシジョンでは、これに加えて幹細胞培養上清液(MetamoR)を注入し、コラーゲン生産の促進とダウンタイム軽減を図る点が異なります。
Q. ヒアルロン酸と幹細胞培養上清液、両方注入して大丈夫なのですか。
A. それぞれ役割が異なります。ヒアルロン酸は物理的にスペースを確保して再癒着を防ぐ役割、幹細胞培養上清液は成長因子によって肌自体の再生を促す役割を担っており、組み合わせることで相乗効果を狙う設計です。詳しくは診察でご説明します。
Q. 何回くらい受ければ変化を感じられますか。
A. 癒着の程度や範囲によって個人差があります。診察の際に、状態に応じた見通しをご説明します。
Q. 過去に他院でサブシジョンを受けましたが、あまり変化を感じませんでした。
A. サブシジョンは改善までに複数回の施術を必要とします。また、他院のサブシジョンが剥離のみや剥離+ヒアルロン酸注入の構成だった場合、再生を促すアプローチが含まれていなかった可能性があります。まずは現在の肌状態を診察で確認させてください。
「メイクで隠す」ことに疲れてしまった方こそ、色ではなく構造にアプローチする治療を選ぶ意味があります。
当院では、切離・固定・再生という3つのステップを組み合わせたCZEN式サブシジョンにより、凹みの改善とその後の肌質向上までを一連の設計としてご提案しています。
監修:橋本 昭彦(はしもと あきひこ)
2013年鹿児島大学医学部卒業。医学博士。
大手美容外科、都内皮膚科・美容皮膚科・美容内科での勤務を経て、2025年CZEN CLINICグループ入職。
日本美容外科学会(JSAS)所属。研究者視点を活かし、統計やメカニズムに基づいた長期的な治療提案を行う。
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