プルリアルとは?どんな薬剤?
プルリアルは、肌に直接注入して肌質の変化を目指す「肌育注射」に用いられる薬剤のシリーズ名です。
ヒアルロン酸注射のように注入した量でボリュームを出すのではなく、肌の内側の環境を整え、肌そのものの状態を育てていくことを目的としています。
CZEN CLINICでは、プルリアルシリーズとして次の3種類を取り扱っています。
- プルリアルデンシファイ:顔全体のハリ・小じわ・肌質のケアに用いられる、シリーズの中心となる薬剤
- プルリアルシルク:目元のような皮膚の薄い部位に向けて設計された薬剤
- プルリアルバイオスカルプチャー
本記事では、特に今質問の多い「プルリアルデンシファイ」を中心に解説します。
プルリアルはどんな人に向いている?
結論として、乾燥による小じわとハリ不足が重なってきた肌を、時間をかけて内側から整えたい人に向いている薬剤です。
- 化粧水を重ねても、夕方には頬の乾燥やちりめんジワが目立ってくる人
- 写真に写った自分の頬が、以前よりこけて見えるようになったと感じる人
- ボリュームを足すのではなく、肌質そのものを整えたい人
- 1回で大きく変えるより、自然な変化を積み重ねていきたい人
一方で、たるみを引き上げたい、深いほうれい線を埋めたいといった悩みは、プルリアル単独では変化を感じにくい場合があります。
その場合は、ヒアルロン酸注射やたるみ治療など、別のアプローチと組み合わせることが検討されます。
なお、プルリアルにはサーモン由来の成分が含まれるため、魚由来成分に対するアレルギーのある方は、カウンセリング時に必ず医師にお伝えください。
妊娠中・授乳中の方や、注入部位に炎症がある場合も、施術を見送る場合があります。
プルリアルデンシファイの3つの成分は何をしている?
プルリアルデンシファイの特徴は、性質の異なる3つの成分を1本にまとめている点にあります。
ポリヌクレオチド(PN):肌環境を整える土台
PNは、サーモン由来のDNAを精製した成分です。
注入されたPNは、真皮の中で足場のような役割を担い、コラーゲンを作る線維芽細胞が働きやすい環境を整えると考えられています。
ダメージを受けた肌のコンディションを立て直す働きが期待され、ハリや弾力の変化につながるとされています。
非架橋ヒアルロン酸:うるおいを補う
ヒアルロン酸注射で使われる製剤の多くは、形を保つために分子同士をつなぎ合わせる「架橋」という加工がされています。
プルリアルデンシファイのヒアルロン酸は架橋されていないため、ボリュームを出すのではなく、真皮に水分を抱え込ませてうるおいを補う役割を担います。
注入した部分が不自然に膨らみにくいのは、この設計によるものと考えられています。
マンニトール:細胞レベルの腫れを抑える
マンニトールは、それ自体が肌の細胞に入りこまず、薬理作用は生じないのですが、水を引き付ける作用で細胞の腫れを防いで他の薬剤の入り込みを良くしたり、他の薬剤の品質を安定させる作用を持つとされる成分です。
プルリアルで期待できる効果と時間の流れ
プルリアルの変化は、一度に現れるのではなく、時間とともに段階的に積み重なっていくとされています。
施術後〜数日:うるおい感(真皮)
注入直後は、非架橋ヒアルロン酸が水分を抱え込むことで、肌がしっとりしたうるおい感を感じやすくなります。
ただし、この段階の変化は一時的なものも含まれるため、これだけで効果を判断しないことが大切です。
数週間〜:キメ・小じわ(表皮〜真皮)
PNによって肌環境が整い始めると、乾燥による細かいちりめんジワやキメの乱れが目立ちにくくなる変化が期待できます。
複数回の施術後:ハリ・弾力(真皮)
回数を重ねるなかで、線維芽細胞が働きやすい環境が続くことで、肌の内側からのハリや弾力に変化を感じる方もいます。
一般的には、数週間おきに3回程度を1クールとし、その後は数ヶ月ごとにメンテナンスを行う考え方が多いとされています。
プルリアルとリジュランの違いは?
プルリアルデンシファイとリジュランは、どちらもサーモン由来のPNを用いた肌育注射の薬剤です。
大きな違いは、プルリアルデンシファイが非架橋ヒアルロン酸とマンニトールを組み合わせ、肌環境を整える働きに加えて、うるおいを補う設計になっている点です。
どちらが優れているというより、肌の悩みの組み合わせによって向いている薬剤が変わります。
・乾燥や小じわも気になる場合→ プルリアルデンシファイ
・肌のコンディションそのものを立て直したい場合→ リジュラン
といった考え方がひとつの目安です。
実際には、カウンセリングで医師が肌の状態を確認しながら、どの薬剤が合っているかを判断します。
リジュランについては、別記事「リジュランの効果はいつから実感できる?」で詳しく解説しています。
▶リジュランの効果はいつから実感できる?回数・タイミングをわかりやすく解説
CZEN CLINICでのプルリアルの受け方
CZEN CLINICでは、プルリアルデンシファイを目的に合わせて以下の方法で受けることができます。
注射で直接注入する
プルリアルデンシファイ(1本2cc)を、悩みのある部位に注射で直接注入する方法です。
1回ずつの施術のほか、継続して受けやすい3回のメニューも用意しています。
MetamoRと組み合わせる「プルモア」
プルモアは、プルリアルデンシファイ2ccに、幹細胞培養上清液「MetamoR」1ccを組み合わせたCZEN CLINICのカクテル注射です。
MetamoRに含まれる成長因子などの働きを組み合わせることで、肌環境へのアプローチを重ねることを目的としています。
プルリアルの施術の流れ
- カウンセリング・診察:肌の悩みや過去の施術歴、アレルギーの有無を医師が確認し、受け方や回数を相談します
- 洗顔・麻酔:メイクを落とし、痛みを和らげるために麻酔クリームを塗布します
- 注入:細い針で、悩みのある部位に薬剤を少量ずつ注入していきます
- アフターケア:注入した部分に小さな膨らみが出ることがありますが、数時間ほどで落ち着くことが多いとされています。
施術後しばらくは、注入部位を強くこすったりマッサージしたりするのは控えましょう
熱を加える施術・レーザー治療などは、同日に行わず、一定の間隔を空ける場合があります。
ほかの施術と組み合わせたい場合も、カウンセリングで医師にご相談ください。
よくある質問
Q. プルリアルは何回受ければいいですか?
A. 一般的には、数週間おきに3回程度を1クールとし、その後は数ヶ月ごとのメンテナンスが目安とされています。
CZEN CLINICでは3回のメニューも用意していますので、肌の状態に合わせて医師と相談しながら回数を決めていきます。
Q. プルリアルとヒアルロン酸注射の違いは何ですか?
A. ヒアルロン酸注射は、架橋されたヒアルロン酸でボリュームを補い、しわやくぼみを持ち上げることを主な目的としています。
プルリアルデンシファイのヒアルロン酸は架橋されていないため、ボリュームを出すのではなく、PNとともに肌質そのものを整えることを目的としています。
Q. 痛みはありますか?
A. 細い針で注入するためチクチクとした刺激がありますが、麻酔クリームで和らげることができるとされています。
感じ方には個人差があるため、痛みが心配な方は事前に医師へご相談ください。
Q. ダウンタイムはありますか?
A. 注入部位の小さな膨らみは数時間ほどで落ち着くことが多いですが、赤みや腫れ、内出血が出る場合もあります。
大切な予定がある場合は、余裕をもって施術日を決めることをおすすめします。
Q. 目の下にも使えますか?
A. プルリアルシリーズには、目元のような皮膚の薄い部位に向けて設計された「プルリアルシルク」があります。
目元の悩みの場合は、どの薬剤が適しているかをカウンセリングで医師にご相談ください。
まとめ
プルリアルデンシファイは、サーモン由来のPNに非架橋ヒアルロン酸とマンニトールを組み合わせ、肌環境を整えながらうるおいを補う肌育注射の薬剤です。
変化は回数を重ねながら少しずつ積み重なっていくため、数回の施術を前提に考えることが大切です。
CZEN CLINICでは、注射での直接注入のほか、MetamoRを組み合わせたプルモアや水光注射との組み合わせなど、目的に合わせた受け方を選べます。
自分の肌にはどの薬剤・どの受け方が合っているのか、まずはカウンセリングで医師へご相談ください。