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コラム 毛穴が目立つ要因とは? 皮膚科専門医が教えるタイプ別ケア方法

2024年2月19日

毛穴が目立つ状態になると、メイクがうまくのらなかったり、時間が経つとファンデーションが浮いてきたり。化粧や外出自体が面倒になる、ということはありませんか。マスクで毛穴の目立つ部分が隠せたとしても、残念ながらそれは毛穴の状態を放置していることに過ぎません。このコラムでは、皮膚科専門医直伝、毛穴の目立つ要因や間違った毛穴ケア、そしてタイプ別の毛穴対策についてご紹介します。

目次

毛穴が目立つ要因って?

“毛穴が目立つ”とひとことで言っても、その悩みは、毛穴の開きやたるみ、ポツポツした角栓、黒ずみなど、人によってさまざまです。しかしその毛穴目立ちの要因は、大きく分けると2つ。まずはこの毛穴が目立ってしまう理由を理解しましょう。

毛穴が目立つ要因①:皮脂による開き

「毛穴」とは文字どおり、体毛の生えてくる部分のこと。体毛は皮膚を保護する役目があり、毛穴には同じく皮膚を守るための「皮脂」を分泌する「皮脂腺」が付随しています。この皮脂の分泌が必要以上に行われることで、毛穴が開き、目立つように。皮脂の過剰分泌が起こるのは、暑さによる皮膚温度の上昇はもちろん、ストレスなどによって男性ホルモンが増加することでも発生します。さらに、この毛穴の出口の皮脂を毎日きちんと洗えていなかったり、メイク落としが不十分だったりすることで、汚れがたまり角栓化。紫外線などの影響で黒ずみになると、さらに毛穴が目立つようになってしまいます。

毛穴が目立つ要因②:加齢による開き

肌は年齢を重ねるごとに水分量が減りやすく、また紫外線などの影響によりハリなども失われていきます。柔軟性と弾力性の低下した肌は重力に従って下方にたるみ、それによって毛穴が開いてしまうことに。20代頃までは皮脂分泌も比較的盛んで皮膚も潤っていますが、30代になってくると徐々に潤いやハリ・弾力が低下しはじめ、”老化”を感じやすくなってきます。皮脂による毛穴の開きと違い、加齢が要因の場合は、汚れを落とすだけでは不十分。保湿をはじめとするエイジングケアの対策が必要不可欠となります。

毛穴が目立たないように意識したいこと

毛穴が目立ってしまう主な要因が皮脂加齢による毛穴の開きであることがわかりました。では今後どのように対策をしたらよいのでしょうか。ここからは、毛穴を目立たなくするための予防的ケアについてご紹介します。

毛穴ケア①:皮脂汚れをしっかりと落とす

主に皮脂による毛穴の目立ちを防ぐには、毛穴の汚れをしっかり取り除くことが重要です。メイクをした日は、その日のうちにしっかりとクレンジングで落とすこと。メイクから時間が経てば経つほど、皮脂と混ざって酸化し、毛穴の開きやその他の肌トラブルを引き起こしかねません。暑い日や汗をかいた日も同様。メイクをしていないからといっても、肌はつねに外気に触れています。毎日肌を清潔に保つ意識を持つよう心がけましょう。皮脂汚れを落とす際は、毛穴が少し開いた状態で行うのがポイント。スチームを当てたり、蒸しタオルをしたり、またはお風呂で少し温まった状態でクレンジングや洗顔を行うのも◎。皮脂汚れを浮かせ溶かすようなイメージで、擦らずゆっくり、円を描くよう、毛穴の奥の汚れにまでアプローチしましょう。冷たい水や手で行うと、毛穴が引き締まりやすくなり、皮脂汚れが浮きにくくなるので注意が必要です。

毛穴ケア②:保湿をたっぷりと行う

クレンジング・洗顔のあとはたっぷりと潤いを与えることが大切。これは加齢による毛穴の目立ちだけでなく皮脂による毛穴の目立ちにも重要です。お伝えしたように、皮脂は本来肌を守るために分泌されているもの。クレンジング・洗顔後に肌が乾燥したままの状態では、潤いを保とうと、皮脂が過剰分泌される場合もあります。クレンジング・洗顔後にはできるだけ素早く保湿しましょう。保湿については、まず水分を補い、蒸発を防ぐため油分でフタをするというイメージ。アイテムでいえば化粧水、そのあとに乳液、そしてクリーム類というのが一般的です。加齢肌の場合は、シミ・シワ・ハリなど、悩みに合わせた美容成分入りのアイテムを追加するのもひとつの手。しかしながら、もともとの肌質や現在の肌状態、選ぶ商品によって、保湿アイテムの数や使用量・使用順は多少変わってきます。自分に合っているのか不安な場合は、皮膚科などの専門医に相談することをおすすめします。

毛穴ケア③:生活習慣を見直す

毛穴の開きはもちろん、すべての肌トラブルを防ぐための共通点は、生活習慣を見直すこと。質の高い睡眠がとれているか、バランスの取れた食事が摂れているか、過度なストレスを感じていないかなど、基本的なことが健康な肌づくりにおいて最も大切なことだといえます。睡眠については、寝る1〜2時間前からスマホ・携帯の使用は控える、新しい細胞がつくられるとされる22〜2時の間には就寝する、睡眠時間は毎日7時間は確保する、など。食事については、食べたものが肌の栄養になるといっても過言ではありません。ファストフードやお菓子など油分の多い食事を過度に摂りすぎない、野菜を毎食摂る、発酵食品など腸によい食品を一品加えるなど、工夫できることはたくさんあります。また、生活習慣を変えたからといってすぐ肌に変化が出るわけではありません。肌の細胞が生まれ変わる「ターンオーバー」は、若い頃は約28日周期ですが、20代から加齢とともに年々遅くなります。ですから、健康で美しい肌へ導くには、数か月〜年単位で、根気よく改善し続けていくことが重要。結果が出ないとあきらめるのではなく、時間をかけて自分のペースに合わせて生活習慣を改善していきましょう。

毛穴を悪化させる間違った習慣はコレ

毛穴を目立たないようにするには皮脂汚れを落とす・保湿を行う・生活習慣を見直すことが大切だとわかりました。とはいえ鏡を見るたび気になって触ってしまったり、早く治したいからと焦ってケアを行ったりすると、逆効果になる可能性も。ここからは、毛穴の開きを悪化させてしまうNG習慣についてお伝えします。

過剰な洗顔

毛穴の皮脂汚れをしっかり落とす必要があるものの、洗い過ぎには要注意。過剰な洗顔は肌本来のバリア機能を低下させてしまう危険性があります。もちろん、ゴシゴシ擦って洗うのも論外。肌の表皮は0.2mmとラップほどの厚さしかありません。そんな薄い部分を力いっぱいさわったら……それこそシワやたるみの原因になってしまいます。手の力で汚れを落とすのではなく、手が直接肌に触れないようにたっぷりの泡で汚れを”浮かす”。そんなイメージで洗顔してみてくださいね。また、クレンジング剤や洗顔料の特徴・用量もしっかりチェックすること。商品によっては「クレンジング兼洗顔」というものもあり、知らないうちに過剰洗顔をしているケースもあります。量も多く使ったからといって汚れがたくさん落ちるわけではありません。肌に合った商品を選び、用法・用量を守って使うという、基本的な心がけが大切です。敏感肌の方については、朝は洗顔料を使わず、ぬるま湯のみの水洗顔というのもいいでしょう。

角栓を無理やり押し出す

毛穴で悩む方に特に多いのがこちら。ニョキニョキと出てくる角栓をついつい取りたくなってしまうのですが、これこそ毛穴の開きを助長しかねません。毛穴の構造は出口(毛穴の開き部分)よりも内部のほうが広くできており、角栓も出口で見えている以上に詰まっていることがあります。それを無理やり押し出すことで、余計に毛穴が広がる危険が。表面上は毛穴の汚れが取れたとしても、広がった毛穴からさらに汚れが詰まったり、他の肌トラブルを引き起こしたり。一度大きく広がった毛穴はクレーターのようになり、セルフケアだけで元に戻すのは困難なこともあります。未来の自分の美肌のため、角栓取りは我慢し、洗顔・保湿をとことん徹底するのがよいでしょう。

ピーリング化粧品の常時利用

スキンケアに詳しい方や美容好きな方の間で使われはじめた、ピーリング効果のある化粧品。近年は商品のラインナップも増え、気軽に手に入るようになりました。ですがこちらも使用方法や頻度に注意が必要。ピーリング(peeling)の意味は「皮をむく・剥ぐ」。美容医療の現場としては肌表面の角質を取り除き、肌のターンオーバー促進やその他の美容医療施術の効果を高めるという目的があり、肌に合わせた専用の薬剤を用いて行います。「早く毛穴を治したい」「できるだけ美肌になりたい」からといって毎日ピーリング化粧品を使うというのは、肌の負担になるだけでなく、肌が敏感になり、あらゆるトラブルを起こしやすい状態になってしまう可能性もあります。肌に使用するケア用品全般にいえることでありますが、とくにピーリング系の商品については、使用方法を守って取り入れることが重要です。

美容皮膚科のプロに相談するのもおすすめ

いかがでしたでしょうか。毛穴の目立つ要因と正しいケア方法がわかれば、毛穴の広がりを予防したり、目立ってきた毛穴の汚れを解消したりすることができます。しかしながら、すでにできてしまった毛穴の大きな開きやクレーター、加齢による肌状態の衰えは、セルフケアだけでは満足できるほどの改善が難しい場合も。そんなときは、美容皮膚科に相談してみるのもひとつの方法です。プロの視点によるアドバイスや、専門医だからこそできる治療によって、長年の悩みが解消されるケースも。毛穴などをはじめとする肌の悩みは、年齢や経験を重ねるごとにみなさんが抱えるもの。ひとりで悩まず、専門医に話をしてみてはいかがでしょうか。

「CZEN CLINIC(シゼンクリニック)」では全院で、医師本人がカウンセリングを実施。医師が直接悩みを聞き、肌の状態を確認したうえで、必要な治療やケア方法をお伝えしています。「施術を受けるか迷っている」方も、即日治療ではなく、カウンセリング後、検討したうえで決めていただけるのでご安心ください。カウンセリングは電話・ネット・LINEからでも予約できます。「CZEN CLINIC(シゼンクリニック)」の医師カウンセリング、まずはお気軽にご相談ください。

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監修医師

CZEN CLINIC 鎌倉院 院長
野﨑 由生(のざき ゆう)

「CZEN CLINIC(シゼンクリニック)」鎌倉院院長。日本皮膚科学会 日本専門医機構認定皮膚科専門医、日本抗加齢医学会 日本抗加齢医学会専門医。これまで、皮膚科専門医として大学病院やがんセンターに勤務。シミや肝斑など患者の気になる部位のみにフォーカスするのではなく、皮膚全体・からだ全体の健康を意識した治療や診療を心がける。

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