薄着の季節、露出が増えると目立ってくるのが首のシワ。見た目年齢を大きく左右する首元ですが、顔に比べると、ケアを怠ってしまうという方も少なくないはず。メイクで隠すことができる顔と違い、首は年齢や日頃のケアの成果がダイレクトに表れます。ここでは、首シワの原因とセルフケア・プロによる施術についてご紹介します。
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首のシワの原因って?
老けた印象を与えてしまう首のシワ。実のところ首回りはとても繊細で、皮膚は顔よりも首の方が薄いといわれています。ここからは首にシワができてしまう原因についてご紹介します。
姿勢が悪い
猫背やスマホ首(ストレートネック)など、普段の何気ない姿勢や習慣が首のシワを加速させている可能性が。とくに近年はパソコンやスマートフォンを使う機会が増えたため、下を向く時間が長くなっています。頭の重みによって首回りの負荷が増し、通称「ネックレスライン」と呼ばれる首の横ジワができやすい状態に。この首の横ジワは就寝時、枕の高さが合わないことでもできやすくなるので、注意が必要です。
紫外線によるダメージを受けやすい
夏場はとくに首の露出が増え、紫外線にさらされることが多くなります。当然、日焼けによって首にもシミ・シワができやすくなるものの、首の紫外線ケアは案外後回しにされがち。最近は熱中症対策で、首回りにひんやりグッズを付ける方が増えましたが、余計に日焼け止めを塗り忘れてしまう、なんてことも。そもそも首は汗をかきやすく、日焼け止めが流れやすい部位。こまめに塗り直すことが大切です。
首のシワをつくりにくくする習慣とセルフケア
日々の生活でできやすくなってしまう首のシワ。原因がわかったところで、ここからはシワをつくらない・深くさせないための習慣やセルフケアについてご紹介します。
姿勢をよくする
首にシワが寄らないよう、正しい姿勢を心がけましょう。立っているときは猫背になったりうつむいたりせず、頭の真上から糸で引っ張られているように意識すると◎。家事などの作業時や仕事中の座り姿勢の場合、どうしても頭の重さで首に負担がかかります。長時間同じ姿勢にならないよう、ときどき上を向き、こまめにストレッチをしましょう。大人の頭の重さは5〜6kgほど。その頭を首が支えているため、シワだけでなく首の痛みや肩コリへとつながります。まずはよい姿勢を意識することが大切です。
紫外線対策を行う
顔と同様、首の紫外線対策はマスト。顔に塗るタイミングで、忘れず首元まで日焼け止めを塗りましょう。汗をかきやすい首元ですから、数時間おきに塗り直すのも大切。うっかり忘れてしまいそうという方は、首に薄手のストールを巻いたり、首までガードできる帽子をかぶったりするのもひとつの手です。
保湿をしっかりと行う
皮膚の薄さから、シワやたるみができやすい首元。首のスキンケアは顔の延長だと思って、同じように行いましょう。洗う際は洗顔料で汚れを浮かすように。タオルオフは、余計シワにならないよう擦らずやさしく、が鉄則。保湿は化粧水・乳液・美容液など、顔と同じもの・同じ工程で行うのが◎。なかには首専用のクリームといった商品もあります。「首だからまぁいっか」ではなく、皮膚の薄い首だからこそ、丁寧にスキンケアを行うことが、シワ予防の一歩です。
予防・ケアにおすすめの美容医療施術
年齢を語る首のシワは、習慣や日頃のケアによってある程度防げることがわかりました。とはいえ、すでにできてしまった首のシワについては、セルフケアで治すのはなかなかハードルの高いもの。ここからは美容医療でできる首のシワ予防・施術についてお伝えします。
ピコフラクショナル
「ピコフラクショナル」とは、ピコ秒(1兆分の1秒)間、レーザーをフラクショナル照射(点状照射)することで、コラーゲンやエラスチンなど肌の弾力の元となる成分の生成を促す施術のこと。シワや毛穴・ニキビ跡といった悩みに使用される医療機器で、肌表面ではなく肌の内側にアプローチするため、従来のレーザー治療に比べ、比較的ダウンタイムが少ないといわれています。
RF(高周波・ラジオ波)
「RF(高周波・ラジオ波)」とは、高周波によって肌の奥・真皮層にアプローチし、コラーゲン・エラスチンといった成分の生成を促進する施術のこと。引き締め効果によって、シワ・たるみなどのないハリ肌を目指します。高周波による刺激なので、レーザーに抵抗のある方でもはじめやすい施術といえるでしょう。
「CZEN CLINIC(シゼンクリニック)池袋院」では、最先端医療機器「ウルティマグランデ」によってRF治療を行っています。
HIFU(高密度焦点式超音波)
「HIFU(ハイフ)」とは、超音波によって筋膜・皮下脂肪・真皮に熱を加える、たるみ改善のための治療。熱によるダメージを自己修復させることで、たるみが気になる部位の引き締めを目指します。メスや注射などを使用しないことから、”切らないリフトアップ”として知られています。
顔と首、一緒にお手入れを続けましょう
顔と首、そして頭は皮膚一枚でつながっています。顔のケアだけがんばっても、首のケアを怠ったり、頭・首が凝り固まっていたりすれば、せっかくのお手入れの効果が減ってしまいます。肌を守るのはもちろん、適度なストレッチや姿勢の改善によって、年齢を感じさせない、エイジレスな首元を目指しましょう。
「CZEN CLINIC(シゼンクリニック)」では全院で、首のシワに関する相談や施術を受けることができます。 池袋院では今回紹介した施術がすべて可能。医師がカウンセリングを実施し、肌の状態を確認したうえで、必要な施術やケア方法をお伝えしています。医院の空き状況によっては、当日の受診も可能。カウンセリングは電話・ネット・LINEからでも予約できます。「CZEN CLINIC(シゼンクリニック)」の医師カウンセリング、まずはお気軽にご相談ください。
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CZEN CLINIC 池袋院 院長
繁冨 綾(しげとみ あや)
「CZEN CLINIC(シゼンクリニック)」池袋院院長。日本抗加齢医学会・臨床栄養代謝学会所属。自身が肝斑に悩んだ経験をもとに、クリニックの美容治療に限らず、食事・栄養面も含めてトータルでサポート。その方の持つ本来の美しさを身体の内側から引き出すようなカウンセリングと治療を心がける。