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コラム 髪をまとめた時に気づく、フェイスラインのもたつき|むくみかたるみか

2026年8月28日
目次

「髪をアップにしたら、フェイスラインが思ったよりぼやけていて驚いた」
——多くの方が、この瞬間に初めて輪郭の変化に気づきます。
おろした髪は輪郭を視覚的にカモフラージュしてくれるため、変化があってもなかなか自覚できません。

今回は、まとめ髪で気づいたそのもたつきが「むくみ」「脂肪」「たるみ」のどれによるものかを見分ける方法と、それぞれに合った対処法を整理します。



■3つのセルフチェックで、原因を切り分ける

フェイスラインのもたつきは、原因によって性質が異なります。以下の3つのチェックを順番に行うことで、どの要素が強く関わっているかを絞り込むことができます。

チェック1:前日の食事による変化
夕食の食べすぎ、夜食、塩分摂取量で、もたつきの程度に差はありますか。飲み会後に強くなる場合、水分や老廃物の滞留(むくみ)の要素が大きいと考えられます。

チェック2:仰向けになったときの変化
仰向けに寝転がったとき、フェイスラインの輪郭がすっきりして見えますか。重力の影響を受けにくい仰向けの姿勢ですっきりする場合、脂肪や皮膚のたるみが重力によって下垂している可能性があります。逆に、仰向けでも変化がない場合、骨格や脂肪の量そのものが影響していることもあります。

チェック3:つまんでみたときの厚み
顎下やフェイスラインの気になる部分を指でつまんでみてください。2cm以上のしっかりとした厚みをつまめる場合、皮下脂肪の量そのものが影響している可能性が高くなります。つまめる厚みが少ないにもかかわらずもたつきがある場合は、SMAS筋膜のゆるみなど、構造的なたるみの要素が大きいと考えられます。

■チェック結果と、対応する原因・アプローチ

3つのチェック結果を整理すると、以下のようになります。



これらのチェックはあくまで目安であり、実際には複数の原因が組み合わさっているケースがほとんどです。
正確な原因の見極めには、診察での触診・視診をおすすめします。



■なぜ「まとめ髪」がきっかけになりやすいのか、もう一つの理由

髪をまとめると輪郭が見えるようになるという視覚的な理由に加えて、もう一つ見落とされがちな理由があります。
それは、まとめ髪にすることで、普段は髪の重みで隠れている「側頭部やこめかみ周りのボリューム変化」が同時に見えるようになることです。

加齢に伴い側頭部の脂肪や筋肉のボリュームが減少すると、こめかみ周りが痩せて見え、相対的に頬から顎にかけての輪郭がより強調されて見えることがあります。
フェイスラインだけでなく、顔全体のバランスの変化として捉えることも、原因の見極めに役立ちます。



■チェック結果別、検討できる施術

むくみの要素が大きい場合
生活習慣の見直し(塩分摂取、長時間同じ姿勢の回避、睡眠不足の改善)が基本になります。慢性的なむくみが続く場合は、血行不良や別の原因が隠れていることもあるため、診察での確認をおすすめします。

脂肪の要素が大きい場合
ウルトラセルQ+の脂肪溶解モードのように、脂肪細胞そのものに働きかける施術が候補になります。

たるみ(SMAS筋膜)の要素が大きい場合
ウルトラフォーマー(HIFU)やHIFUシャワー、オールタイト、XERFのように、皮膚の深部に熱エネルギーを届けて組織を引き締める施術や、糸リフトのように物理的に引き上げる施術が候補になります。

いずれの場合も、複数の原因が混在していることが多いため、当院では診察で状態を確認したうえで、優先順位を含めてご提案しています。



■よくあるご質問

Q. 3つのチェックの結果が一致しない場合はどうすればいいですか。
A. 複数の原因が混在しているサインと考えられます。例えば「むくみもあるが、つまむと厚みもある」場合、両方へのアプローチが必要になることがあります。診察で状態を確認したうえで、優先順位をご提案します。

Q. 20代でもフェイスラインのもたつきは気になりますか。
A. 20代の場合、むくみや脂肪の要素が主な原因であることが多く、SMAS筋膜のゆるみのような構造的な変化はまだ少ない傾向にあります。ただし、生活習慣や骨格によって個人差があります。

Q. セルフチェックだけで施術の要否を判断してもいいですか。
A. セルフチェックはあくまで目安です。実際の施術を検討される場合は、診察での触診・視診によって、より正確な原因の見極めを行うことをおすすめします。

Q. こめかみの痩せも治療できますか。
A. こめかみのボリューム低下には、ヒアルロン酸注入などで補うアプローチがあります。フェイスラインの施術と合わせて、顔全体のバランスを見ながらご提案することも可能です。

監修:橋本 昭彦(はしもと あきひこ)
2013年鹿児島大学医学部卒業。医学博士。
大手美容外科、都内皮膚科・美容皮膚科・美容内科での勤務を経て、2025年CZEN CLINICグループ入職。
日本美容外科学会(JSAS)所属。研究者視点を活かし、統計やメカニズムに基づいた長期的な治療提案を行う。

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