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コラム ポテンツァとは?毛穴・ニキビ跡への効果と仕組みを医師が解説

2026年10月14日

ファンデーションを塗っても、頬の毛穴や小さな凹凸だけが浮いて見える。
そんな朝が続くと、スキンケアだけではどうにもならないのでは、と感じることがありますよね。
ポテンツァは、極細の針で真皮に直接高周波(RF)の熱を届け、肌が本来持つ修復の働きを利用してコラーゲンの再構築を促す施術です。
施術後数日〜数週間の修復反応を経て、1〜3ヶ月ほどかけて毛穴の目立ちやニキビ跡の凹凸、肌のハリに変化が期待できるとされています。

本記事では、ポテンツァの仕組みと効果、向いている人や施術の流れを、医師監修のもとで解説します。

目次

ポテンツァとは?どんな仕組みの施術?

ポテンツァは、極細の針(マイクロニードル)を皮膚に刺し、針の先端から高周波(RF)の熱エネルギーを照射する「マイクロニードルRF」と呼ばれる施術です。
針が開ける目に見えないほど小さな穴と、真皮内部で発生する熱という2つの刺激によって、肌の修復反応を引き出すことを目的としています。

肌の中では何が起きている?

施術直後、針の先端から放たれた熱によって、真皮のコラーゲン線維がその場で小さく収縮・凝固します。
数日〜数週間かけて、体はこの小さな熱の刺激を「修復が必要な部分」と認識し、線維芽細胞が活発に働き始めるとされています。
その後1〜3ヶ月ほどかけて、新しいコラーゲンやエラスチンが作られ、肌の内側の構造が少しずつ整っていくとされています。
効果が「施術直後」ではなく「数ヶ月かけて」現れるといわれるのは、この修復のプロセスに時間がかかるためです。


ポテンツァはどんな人に向いている?

結論として、毛穴の開きやニキビ跡の凹凸、肌のハリ不足といった「肌の内側の構造」に関わる悩みを持つ人に向いている施術です。

  • 夕方になると、頬の毛穴がファンデーションの上からでも目立ってくる人
  • 横から光が当たったときに、昔のニキビ跡の凹凸が気になる人
  • ピーリングやスキンケアを続けても、肌のキメやハリの変化を感じにくくなってきた人
  • 頬のもやっとしたシミ(肝斑)や赤みなど、肌質そのものを整えたい人
  • 毛穴とハリなど、複数の肌悩みをまとめてケアしたい人

一方で、針が深く入り込んだような細く深いニキビ跡(アイスピック型)や、皮膚が下に引っ張られてできた凹みは、ポテンツァ単独では変化を感じにくい場合があります。
そのようなケースでは、凹みを引っ張る線維を切り離すCZEN式サブシジョンなど、別のアプローチが検討されることもあります。
サブシジョンとの違いは、別記事で詳しく解説しています。

 ▶サブシジョン vs ポテンツァ|ニキビ跡治療の違いを解説



なお、施術部位に炎症の強いニキビや日焼け直後の赤みがある場合、妊娠中の方、ペースメーカーなど体内に電子機器がある方は、施術を受けられない、または時期をずらす必要がある場合があります。
該当する方は、カウンセリング時に必ず医師にお伝えください。


ポテンツァの特徴は?なぜ真皮に届けることが大切なのか

ポテンツァの大きな特徴は、熱を「肌の表面」ではなく「真皮の狙った深さ」に届けられる点と、悩みに合わせて治療モードを使い分けられる点にあります。

表皮へのダメージを抑えやすい理由

肌の表面から照射するレーザーでは、真皮に届くまでに表皮も熱の影響を受けます。
ポテンツァは針を真皮まで刺したうえで先端から熱を出すため、表皮への熱の影響を抑えながら、真皮に集中してエネルギーを届けやすいとされています。
表皮へのダメージが少ないほど、施術後の赤みや色素沈着のリスクを抑えやすいと考えられています。

2つの治療モードを使い分けられる

ポテンツァには、極細の針の先端から高周波を流す「マイクロニードル治療」と、針を使わずにダイヤモンドチップで肌に熱エネルギーを届ける「RF治療」の2つのモードがあります。
毛穴・ニキビ跡・肌質の悩みには主にマイクロニードル治療が、肌の引き締めやたるみの悩みにはRF治療が用いられます。

薬剤を肌の内側に届ける「ドラッグデリバリー」

マイクロニードル治療で針が開けた微細な穴に、針と行き違いになるように深く薬剤を注入することが可能なモードがあります。
CZEN CLINICのドラッグデリバリーでは、この仕組みを利用して、マックームまたはジュベルックのいずれかの薬剤を選んで肌に届けます。

ジュベルックについては、別記事「ジュベルックとは?」で詳しく解説しています。
 ▶ジュベルックとは?毛穴・ハリ改善に注目される“肌を育てる注射”を医療的に解説

このほか、肌状態に合わせて施術内容を調整する「CZEN式カスタマイズポテンツァ(薬剤込)」や、肝斑・肌質改善を目的としたカスタム治療も用意しています。

悩みや部位に合わせて深さを調整できる

針の深さや出力は、毛穴・ニキビ跡・ハリなど、悩みの種類や肌の厚みに合わせて調整されます。
カウンセリングでは医師が肌の状態や悩みの深さを確認し、その方に合ったメニューと施術方針を決めていきます。


ポテンツァで期待できる効果は?

ポテンツァでは、主に「毛穴」「ニキビ跡」「肌のハリ・キメ」の3つの悩みに加え、肝斑や赤みといった肌質の悩みにも変化が期待できるとされています。

毛穴の開き・目立ち(真皮)

毛穴の開きは、毛穴の周りを支える真皮のコラーゲンが減り、支えが弱くなることでも目立ちやすくなります。
ポテンツァで真皮のコラーゲンの再構築を促すことで、毛穴周りの支えが整い、毛穴の目立ちが徐々に和らいでいくことが期待できます。

ニキビ跡の凹凸(真皮)

なだらかに凹んだタイプのニキビ跡は、凹みの部分で真皮のコラーゲンが不足している状態と考えられています。
針と熱による刺激で凹みの下のコラーゲン形成を促すことで、凹凸がなだらかになっていく変化が期待できます。
ニキビ跡の深さや種類によって変化の感じ方には個人差があるため、凹みのタイプをカウンセリングで確認することが大切です。

肌のハリ・キメ(表皮〜真皮)

真皮のコラーゲンやエラスチンが増えることで、肌の内側から押し返すようなハリが出てくることが期待できます。
あわせて肌のターンオーバーが整うことで、表皮のキメが細かく見えるといった変化を感じる方もいます。

肝斑・赤み

ポテンツァは、肝斑や赤みといった悩みにもアプローチできるとされ、CZEN CLINICでも肝斑・肌質改善を目的としたカスタム治療を用意しています。
肝斑は刺激によって濃くなることもあるデリケートなシミのため、ほかのシミとの見分けも含めて、医師の診察のうえで治療方針を決めることが大切です。


 

ポテンツァの施術の流れ

  1. カウンセリング:毛穴・ニキビ跡・ハリなど気になる悩みと部位、過去の施術歴を医師が確認し、針の深さや施術プランを相談します

  2. 洗顔・麻酔:クレンジング・洗顔のあと、施術部位に麻酔クリームを塗布し、20分ほど置いてから拭き取ります

  3. 施術:ハンドピースを肌にあて、部位ごとに設定を調整しながら照射します。
      施術時間は約30〜60分が目安です

  4. 鎮静:照射後はクーリングで肌を鎮静し、施術終了です

  5. アフターケア:施術直後はメイクを控え、保湿と紫外線対策を丁寧に行います。
    当日の激しい運動や長時間の入浴、飲酒は控えることが推奨されます

CZEN CLINICでは、6週間に1回の頻度で、3〜6回継続することをおすすめしています。

熱を加える施術・レーザー治療などは、同日に行わず、一定の間隔を空ける場合があります。
ほかの施術と組み合わせたい場合も、カウンセリングで医師にご相談ください。


ポテンツァとピコフラクショナル・CO2フラクショナルの違い

毛穴やニキビ跡の治療には、ポテンツァのほかに、レーザーを点状に照射する「フラクショナル」と呼ばれる施術もあります。
いずれも肌の修復反応を利用する点は共通していますが、使うエネルギーや届く深さ、ダウンタイムの出方が異なります。
どれが優れているというより、悩みの深さやダウンタイムへの考え方によって向いている施術が変わります。


※上表は一般的な傾向の整理であり、感じ方には個人差があります。
 カウンセリングで医師にご相談ください。


ピコレーザーの各モードについては、別記事「ピコレーザーとは?」で詳しく解説しています。
 ▶ピコレーザーとは?シミ・毛穴・肌質改善への効果を医師が解説


症例

ポテンツァ2回|頬のビフォーアフター(2回施術後・斜め)
ポテンツァ2回|頬のビフォーアフター(2回施術後・正面)



施術内容

ポテンツァ ドラッグデリバリー全顔 2回

リスク・副作用

赤み・腫れ・熱感・かさぶた・感染・色素沈着・毛嚢炎の可能性

料金

全顔 1回通常 ¥45,800


※最新の料金は料金ページをご確認ください。


よくある質問

Q. ポテンツァは1回で効果を感じられますか?
A. 施術後1〜2週間ほどで肌のキメやなめらかさの変化を感じる方もいますが、毛穴やニキビ跡の変化は数ヶ月かけて少しずつ現れることが多いとされています。
CZEN CLINICでは、6週間に1回の頻度で3〜6回継続することをおすすめしています。

Q. ポテンツァは痛いですか?
A. 針が刺さるチクチクとした刺激と熱感がありますが、マイクロニードルRF治療では麻酔クリームを20分ほど塗布してから施術するため、痛みを和らげながら受けていただけます。
痛みの感じ方には個人差があり、皮膚の薄い部位では刺激を感じやすい傾向があります。

Q. ダウンタイムはどのくらいですか?
A. 施術後は赤み・腫れ・熱感が出ることがあり、細かいかさぶたによるザラつきができる場合もあります。
針の深さや出力によって経過は異なるため、予定に合わせて施術日を決めたい場合はカウンセリングでご相談ください。

Q. 施術後、メイクはいつからできますか?
A. 当日はメイクを避ける必要があります。通常は翌日からメイク可能になりますが、数日の間ザラつきによりメイクののりの悪さを感じることがあります。

Q. 毛穴ケアならピーリングとどちらがよいですか?
A. ピーリングは古い角質を取り除き、表皮のターンオーバーを整えることで、毛穴の詰まりやくすみにアプローチする施術です。
ポテンツァは真皮のコラーゲンに働きかけるため、毛穴の開きや凹凸など、肌の内側の構造に関わる悩みに向いているとされています。
毛穴の悩みが「詰まり」なのか「開き」なのかによって適した施術が変わるため、カウンセリングで医師にご相談ください。

Q. ニキビができていても受けられますか?
A. 炎症の強いニキビが施術部位にある場合は、施術を見送る、または先にニキビの治療を行う場合があります。
肌の状態は医師がカウンセリングで確認しますので、まずはご相談ください。


まとめ

ポテンツァは、極細の針で真皮に直接熱を届け、肌の修復反応を利用して毛穴・ニキビ跡・ハリの変化を目指す施術です。
変化は数ヶ月かけて少しずつ現れるため、悩みの種類や深さに合わせて、回数や間隔を医師と相談しながら進めていくことが大切です。
気になる方は、まずカウンセリングで肌の状態を医師に見てもらうところから始めてみてください。


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監修医師

橋本 昭彦(はしもと あきひこ)

2013年鹿児島大学医学部卒業。医学博士。
大手美容外科、都内皮膚科・美容皮膚科・美容内科での勤務を経て、2025年CZEN CLINICグループ入職。
日本美容外科学会(JSAS)所属。

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