頬のこけ・こめかみのくぼみはなぜできる?
結論から言うと、頬のこけやこめかみのくぼみは、「脂肪の減少」「骨の土台の変化」「皮膚の薄さ」という3つの変化が重なって、ボリュームが失われることで生じると考えられています。
どの原因が大きいかは人によって異なり、適した治療も変わります。
脂肪の減少(皮下組織〜深い層)
頬やこめかみには、顔のふっくらした印象を支える脂肪があります。
年齢とともに、この脂肪が少しずつ減ると、頬の丸みやこめかみの膨らみが失われ、光が当たったときに影ができやすくなります。
また、短期間で体重が減った場合にも、顔の脂肪が減り、頬がこけたように見えることがあります。
骨の土台の変化(骨〜深い層)
顔の骨も、年齢とともに少しずつ変化していくとされています。
頬骨まわりやこめかみ付近の骨の輪郭が変わると、その上にある組織の支えが弱まり、くぼみが目立ちやすくなります。
皮膚の薄さ・ハリの低下(真皮)
真皮のコラーゲンやエラスチンが減ると、皮膚そのものが薄くなり、下のくぼみや血管の影が透けて目立ちやすくなります。
肌の質感が変わったことで、実際以上に頬がこけて見えることもあります。
ヒアルロン酸が向いているのはどんなタイプ?
結論として、ヒアルロン酸注入が向いているのは、ボリュームの不足によるくぼみや影が主な原因になっているタイプです。
鏡の前で、次のような簡単なセルフチェックをしてみると、自分のタイプの目安がつかみやすくなります。
- 真顔でこめかみや頬の中央が凹んで見える
ボリュームの減少が関係している可能性があり、ヒアルロン酸が候補になりやすいタイプ
- 頬を指で軽く斜め上に持ち上げると、影が薄くなる
頬の位置が下がっていることが主な原因の可能性があり、たるみ治療との組み合わせが検討されるタイプ
- くぼみというより、肌全体がしぼんだように、キメやツヤが落ちて見える
肌質の変化が関わっている可能性があり、肌質を整える施術が候補になるタイプ
実際には複数の原因が混ざっていることがほとんどのため、セルフチェックはあくまで目安です。
カウンセリングでは、医師が正面だけでなく横や斜めからも顔を確認し、どの原因がどの程度関わっているかを見極めます。
なお、注入部位に炎症がある方、ヒアルロン酸製剤へのアレルギーがある方、妊娠中・授乳中の方は、施術を受けられない、または時期をずらす場合があります。
該当する方はカウンセリング時に必ずお伝えください。
こめかみ・頬へのヒアルロン酸はどこに入れる?
こめかみ・頬へのヒアルロン酸は、くぼみそのものに入れるだけでなく、原因と気になる範囲に合わせて「どこを支えるか」を考えて注入します。
こめかみのくぼみ
こめかみのくぼみが気になる場合は、骨に近い深い層にヒアルロン酸を注入し、土台となるボリュームを補うことがあります。
こめかみは顔の輪郭の外側にあたる部位のため、少し整えるだけでも、顔全体の印象が変わることがあります。
そのため、少量ずつ様子を見ながら調整していく考え方が大切です。
頬のこけ
頬のこけが気になる場合は、頬骨まわりなどのボリュームが減った部分に注入し、頬の丸みや立体感を整えます。
頬は表情によって動く部位でもあるため、笑ったときの見え方も含めて、注入する位置や量を判断します。
顔全体のバランスを整える
こめかみ・頬のくぼみは、ほうれい線や目元の影とつながっている場合も多くあります。
その場合は、1つの部位だけでなく、顔の中央部分も含めてバランスを整える考え方もあります。
CZEN CLINICでは、複数の部位を組み合わせて顔全体の印象を整える「カスタマイズヒアル(若返り)」というメニューも用意しています。
CZEN CLINICのヒアルロン酸メニュー
CZEN CLINICでは、ボリューマ・ボラックス・ボリフト・ウルトラXC・ボルベラの5種類の製剤を1cc単位で取り扱っています。
ヒアルロン酸製剤は、分子同士をつなぐ「架橋」の度合いなどによって硬さや持ちが異なり、注入する深さや部位に合わせて使い分けられます。
また、こめかみ・頬は、韓国製ヒアルロン酸の部位別メニューの対象にもなっています。
ヒアルロン酸については、別記事で詳しく解説しています。
ほうれい線にヒアルロン酸は効く?原因別の入れ方を医師が解説
唇・口元のヒアルロン酸とは?顔全体の印象を左右する理由と効果を医師が解説
効果はいつから?どのくらい持続する?
ヒアルロン酸注入は、注入した直後から、くぼみや影が浅くなる変化を感じやすい施術です。
ただし、直後は注入による腫れも重なっているため、1〜2週間ほどかけて腫れが引き、組織になじんだ状態が本来の仕上がりに近いとされています。
持続期間は、製剤の種類や注入した部位、体質によって異なりますが、一般的には半年〜1年程度がひとつの目安とされています。
注入したヒアルロン酸は、時間とともに少しずつ体内に吸収されていくため、変化が薄れてきたタイミングで、次回の施術を医師と相談するとよいでしょう。
不自然にならないために知っておきたいこと
こめかみや頬のヒアルロン酸で多い不安は、「入れすぎて顔が膨らんで見えないか」という点です。
くぼみを完全に埋めようとして多く注入すると、顔の輪郭が丸く膨らんだように見えたり、表情が不自然になったりすることがあります。
そのため、くぼみをなくすことよりも、影を浅くして自然な印象に近づけることを目標に、少量ずつ調整していく考え方が大切です。
また、こめかみや頬の周辺には、顔の血管が通っているため、注入には顔の解剖への理解が欠かせません。
まれではありますが、ヒアルロン酸が血管に影響すると、皮膚の色の変化などが起こることがあり、そのような場合は早めの対応が必要となります。
施術後に強い痛みや皮膚の色の変化が出た場合は、すぐにクリニックへご連絡ください。
仕上がりが希望と異なる場合は、ヒアルロン酸を分解する溶解注射で除去することも可能です。
施術の流れ
- カウンセリング・診察:こめかみ・頬の状態を正面・横・斜めから確認し、原因や希望する仕上がりをもとに、注入する部位・製剤・量を医師と相談します
- 洗顔:メイクを落とし必要に応じてマーキングを行います。
- 注入:こめかみには主に細い針、頬には主にカニューレ(先端が丸い細い管)を使い、仕上がりを確認しながら少量ずつ注入します。ヒアルロン酸そのものに麻酔が入っているため、お痛みは小さくなります。
- アフターケア:施術当日は、注入部位を強く押したりマッサージしたりするのは控えます。腫れや内出血が出ることがありますが、多くは数日程度で落ち着くとされています
熱を加える施術・レーザー治療などは、同日に行わず、一定の間隔を空ける場合があります。
たるみ治療や肌育注射と組み合わせたい場合も、カウンセリングで順番や間隔を医師にご相談ください。
よくある質問
Q. こめかみと頬は、一緒にヒアルロン酸を入れたほうがいいですか?
A. こめかみと頬は、顔の輪郭の印象に影響し合う部位のため、どちらか一方だけでなく、バランスを見ながら両方を検討することもあります。
実際にどの部位にどれだけ必要かは、カウンセリングで医師が顔全体を確認したうえで提案します。
Q. 何ccくらい必要ですか?
A. 必要な量は、くぼみの深さや原因、注入する部位によって異なります。
実際の量は、カウンセリングで医師が状態を確認してご提案します。
Q. 効果はどのくらい続きますか?
A. 製剤や部位、体質によって異なりますが、一般的には半年〜1年程度がひとつの目安とされています。
変化が薄れてきたら、次回のタイミングを医師と相談するとよいでしょう。
Q. 仕上がりが気に入らなかった場合はどうなりますか?
A. ヒアルロン酸は、溶解注射で分解することが可能です。
CZEN CLINICでは、当院で受けた施術の調整と、他院で受けた施術の修正でメニューが分かれていますので、詳しくはカウンセリングでご確認ください。
Q. 頬のこけには、肌育注射とヒアルロン酸のどちらが向いていますか?
A. 頬のくぼみそのものが気になる場合は、ボリュームを補うヒアルロン酸が候補になりやすい一方、肌のハリや質感が気になる場合は、肌質を整える肌育注射が候補になります。
実際には両方が関わっていることも多いため、カウンセリングで医師が原因を見極めたうえで提案します。
Q. ダウンタイムはありますか?
A. 腫れや内出血が出ることがありますが、多くは数日程度で落ち着くとされています。
大切な予定がある場合は、余裕をもって施術日を決めることをおすすめします。
まとめ
頬のこけやこめかみのくぼみは、脂肪の減少・骨の土台の変化・皮膚の薄さが重なって、ボリュームが失われることで生じる「影」です。
ヒアルロン酸注入は、くぼみが主な原因のタイプに向いており、原因に合わせて「どこを支えるか」を考えて、少量ずつ調整することで、自然な変化が期待できます。
たるみや肌質の変化が主な原因の場合は、ほかの施術との組み合わせも選択肢になります。
自分のくぼみがどのタイプなのか、まずはカウンセリングで医師に見てもらうところから始めてみてください。