頬こけとは、頬の皮下脂肪や、骨・皮膚を支える構造の変化によって、頬の丸みが失われ、影ができて見える状態を指します。
「最近老けて見えると言われるけど、そんなに歳を取った実感はない」
——実は頬こけは、加齢だけでなく、急激なダイエットや体質によっても起こります。
今回は、頬こけの本当の原因と、当院で行っている「膨らませるのではなく支える」設計について解説します。
頬こけとは、頬の皮下脂肪や、骨・皮膚を支える構造の変化によって、頬の丸みが失われ、影ができて見える状態を指します。
「最近老けて見えると言われるけど、そんなに歳を取った実感はない」
——実は頬こけは、加齢だけでなく、急激なダイエットや体質によっても起こります。
今回は、頬こけの本当の原因と、当院で行っている「膨らませるのではなく支える」設計について解説します。
頬こけというと、加齢によるものというイメージが強いかもしれませんが、実際には次のような要因でも起こります。
急激な体重減少
短期間のダイエットで顔の脂肪が落ちると、頬が不自然にげっそりとした印象になることがあります。
特に、もともと皮下脂肪が少ない体質の方は、少し体重が落ちただけでも頬の凹みが目立ちやすくなります。
体質的な皮下脂肪の少なさ
年齢に関わらず、もともと頬の皮下脂肪が少ない骨格の方もいます。
この場合、若い年代であっても頬こけが目立ち、実年齢より疲れた印象・老けた印象を与えてしまうことがあります。
加齢による支持構造の変化
コラーゲン・エラスチンの減少による皮膚のハリ低下に加えて、骨の萎縮(骨吸収)により、頬を支える土台そのものが縮小していくことも、頬こけの一因です。
骨は皮膚と骨をつなぐ靭帯や脂肪を支える土台の役割を持っているため、骨が萎縮すると、その上の組織が内側に引き込まれるように変化します。
つまり、頬こけは「歳を取ったサイン」と一括りにできるものではなく、体質・生活習慣・加齢という複数の要因が関わる、幅広い年代に起こりうる悩みです。
頬こけの治療というと、「凹んだ部分にヒアルロン酸を注入して膨らませる」というイメージを持たれがちですが、この発想だけで進めると、不自然な仕上がりにつながることがあります。
頬の凹みは、単に「表面がへこんでいる」のではなく、骨や靭帯という土台の変化によって、その上の皮下脂肪が支えを失っている状態です。
土台の変化を無視して表面近くにヒアルロン酸を注入すると、皮膚の浅い層で製剤が均一に広がらず、ボコボコとした仕上がりになったり、注入量が多すぎて頬が不自然に丸く膨らみすぎたりすることがあります。
頬こけの治療で当院が最もおすすめしているのは、頬ヒアルロン酸の二段階注入です。
単に凹んだ部分を埋めるのではなく、「支える層」と「整える層」を分けて設計することで、不自然に丸く膨らんだ印象を避けながら、頬全体になだらかな丸みを取り戻します。
STEP1:支える層(骨膜に近い深い層)
骨の萎縮によって失われた土台を補うため、比較的硬さのあるヒアルロン酸(アラガン社製剤:ボリューマ)を骨膜に近い深い層に注入します。
ボリューマは、リフトアップや丸みのあるフェイスラインの形成に適した硬さと持続性(約2年)を持つ製剤で、ここが頬全体の構造を下から支える土台になります。
STEP2:整える層(皮下脂肪に近い浅い層)
支える層の上から、ボリューマよりやや柔らかいヒアルロン酸(ボリフト)を使い、頬表面のなだらかな丸みを整えます。
ボリフトは浅い層にもなじみやすい硬さで、この2層を使い分けることで、「そこだけ膨らんでいる」という不自然さを避け、自然な立体感を作ります。
まずはこの頬ヒアルロン酸(二段階注入)から検討いただき、皮膚のハリそのものが気になる場合は、次のステップとしてプロファイロやリジュランのような肌育注射を組み合わせることも可能です。
ご自身の頬こけがどの程度の設計を必要としているか、まずは診察でご確認ください。
Q. 20代でも頬こけの治療を受けられますか。
A. もちろんです。頬こけは加齢だけでなく、体質やダイエットによっても起こるため、若い年代でも治療の対象になります。将来的な変化も見据えた設計をご提案することも可能です。
Q. ヒアルロン酸を入れると、頬が丸くなりすぎませんか。
A. 注入量や層の設計によって仕上がりは大きく変わります。当院では、骨膜に近い層(ボリューマ)と皮下脂肪に近い層(ボリフト)を使い分けることで、丸くなりすぎない自然な仕上がりを目指しています。
Q. ダイエットをやめれば、頬こけは自然に戻りますか。
A. 体重の増減によって、ある程度は変化することがあります。ただし、骨格的に皮下脂肪が少ない体質の方や、骨の萎縮が進んでいる場合は、体重の変化だけでは十分に改善しないこともあります。
Q. 効果はどのくらい持続しますか。
A. ボリューマは約2年、ボリフトは約18ヶ月が一般的な持続期間の目安です。継続を希望される場合は、経過を見ながら再注入のタイミングをご提案します。
▶こちらもおすすめ
プルリアルとは?スキンブースターの新選択肢を医師が解説
ほうれい線は「シワ」ではなく「凹み」という考え方
橋本 昭彦(はしもと あきひこ)
2013年鹿児島大学医学部卒業。医学博士。
大手美容外科、都内皮膚科・美容皮膚科・美容内科での勤務を経て、2025年CZEN CLINICグループ入職。
日本美容外科学会(JSAS)所属。研究者視点を活かし、統計やメカニズムに基づいた長期的な治療提案を行う。
CZEN CLINICではカウンセリングも医師が担当いたします。
経験豊富な医師が、 お一人おひとりの肌悩みやご希望を伺い、お客さまにとって最適な治療方針をご提案いたします。
季節やトレンドにあわせて変化する施術メニューに加え、キレイを保つホームケアまでまるっとサポート。
医師と治療を選ぶ楽しさや、キレイになるわくわく感を体験できる美容クリニックです。
まずはあなたの肌悩みをお聞かせください。
© Copyright CZEN CLINIC All Rights Reserved.